電子部品に銅スペーサーを載せる
Infotech 社のフレキシブル生産システム
多くの産業セクター(特に発電所や機関車・電気自動車製造など)では、電力モジュールが必要です。電力モジュールの生産工程で、銅スペーサーは、電子部品の熱を逃すための熱伝導体として使われています。
チャレンジ
- 各種サイズや厚さの電子部品にスペーサーを挿入ことにより、確実に熱を伝達する
- 同じ生産ラインで異なる電力モジュールを生産する時に、シリーズの切り替え時間をできるだけ短縮する
- 2秒毎にコンポーネントにスペーサーを挿入する
- スペーサーの挿入を同時に行うことによりロボットを継続的に動作する
ソリューション
- インフォテック社は、自社ロボット「Cartesian IP 620」と3台のアジリル社製「アジキューブ 80 」を使った電力モジュールのアセンブリマシンを開発しました。
- 3台の「アジキューブ」でスペーサーを分離してから6個のアセンブリヘッドでスペーサーをグリップすることにより、サイクルタイムを短縮化しました。
- コントロールカメラは、コンポーネントに正確にスペーサーを載せることを可能にしました。
- 「アジキューブ」は、柔軟性のあるカスタム機器ですが標準機器です。標準機器の使用により、インフォテック社の自動車業界のお客さまに標準機器の価格で提供することを可能にしました。
Infotech AG (スイスに本社)は、電気、半導体、時計組み立て、マイクロメカニック、光量子、バイオテクノロジー、そして医療品用ににアセンブリマシンを開発しています。