2024年12月12日
レシピ・ポータビリティとは何ですか？
アジキューブフレキシブルフィーダーのサイズが同じであれば、EYE+レシピ・ポータビリティにより、1つのEYE+スマートコントロールシステムで作成したレシピをエクスポートし、別のアジキューブフレキシブルフィーダーのEYE+スマートコントロールシステムにインポートすることができます。作業距離やセンタリングなどのカメラ位置の違いが自動的に調整され、ワークを認識するための画像サイズを調整することができます。その結果、手作業による調整を最小限に抑えながら、類似システム間での効率が向上します。
*レシピ：プラットフォームとホッパーの振動と特別なパーツの振動シーケンス（連続振動）の設定です。
レシピ・ポータビリティはなぜ重要なのでしょうか。
この機能は、生産ライン全体により高い柔軟性と効率性を提供することで、製造業やオペレーターに、新たな可能性をもたらします。レシピは類似のセットアップ間でシームレスに転送することができ、生産工程の複製と拡張を簡素化します。レシピ・ポータビリティの一般的なアプリケーションには、以下のようなものがあります。
- 生産ラインや機械の複製：元の設定で作成したレシピを再利用することで、貴重な試運転時間を節約できます。
- 柔軟性の最大化：複数のアジキューブ フレキシブルフィーディングシステムを搭載した機械のEYE+スマートコントロールシステム間でレシピを簡単に切り替えられます。
- 生産量の増加：並行して動作する異なるアジキューブ フレキシブルフィーダーに同じレシピを読み込むことで、より高いサイクルタイムを実現します。
どのように機能するのですか。
この機能は高度なカメラ・キャリブレーション搭載により、ピクセルとミリメートルスケールなどの重要なパラメータを計算し、EYE+スマートコントロールシステム内で関心領域（ROI）を定義します。レシピのインポート中、EYE+はターゲット・システム上で最適なパフォーマンスを確保するため、以下の主要な設定を自動的に調整します。
- 部品サイズの範囲
- 関心領域（ROI）の設定
- ピックポイントと角度モデル
- ピック条件
EYE+レシピ・ポータビリティの利点
EYE+のレシピ・ポータビリティにより、生産工程の簡素化、設定時間の短縮、お客様の業務に新たなレベルの効率性をもたらすことができます。EYE+の最新バージョンをダウンロードいただき、この機能を是非ご体験ください。
EYE+ 5.1に関する詳細については、オンラインのEYE+ユーザーマニュアルをご覧ください。
もしこれが始まりに過ぎないとしたら
EYE+レシピ・ポータビリティが最初のステップに過ぎないとしたらどうでしょうか？オフラインでレシピの作成と微調整を行い、必要に応じて生産システムに直接導入することができれば、効率が向上することを想像してみてください。お客様の生産を中断することなく、管理された環境でレシピの最適化とテストを行うことができ、大幅に時間とリソースを節約することができます。EYE+の未来を導いてください。この機能をEYE+の将来のバージョンに含めることについて、お客様のご意見、ご感想を是非お聞かせください。